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「再会」と呼べる「出会い」

第9章 温もりバス

この間 アイス屋さんで見かけた人だ!

そっか このお店だったんだ。
ヤマチャン、ミッチにも教えてあげよ。


「キヨの事、気になる?」

「へ??」



キヨ?…もしかして
マスターさんのこと??
私見過ぎてた?!

「前にアイス屋さんで
 お見かけしたから…」

「あー! やっぱりあの時の!!
 なんとなく、そんな気はしてたけど」

「キヨ、
 ミカ先輩の事、知ってたの?!」

あ また呼び捨て…
よっぽど仲いいんだな


「なんで言ってくれないかなぁ…」

「あれ?言わなかったっけ?」

「聞いてないよ」 




「どうぞ、ミカちゃんっていうのか」

マスターが微笑みながら
カフェオレを出してくれた。

…いぃ匂い。

「今度は、ちゃんと覚えたからね」

「え…は はい」


ほんと、素敵な人だなぁ。

「あんまり見てると
 たらし込まれるよ。
 彼氏いるんでしょ?」

次朗くんの目がすわる。
また、怒ってる…。

しょうがないじゃん。
マスター、素敵過ぎるんだもん!


「ハハ… 私は君みたいな
 可愛い子に見られるのは
 嬉しいばっかりなんだけど
 
 次朗さんに睨まれるのはなぁ」

マスターは苦笑し、
カウンターに戻った。

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