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「再会」と呼べる「出会い」

第9章 温もりバス

「え
 そ…んなの有り得ないですよ!
 だって私達、
 今日会ったばっかりだし
 …それに

 私、彼氏いるんです…」

変に勘違いされても困るから
一応言っておこう…。

けど何故かな
言ってて凄く苦しい。

「そうなんだ
 それはそれは… 」

加えて、
マスターの残念そうな表情に
私はなんだか申し訳なく思えて来た。


…彼氏がいることが?

次朗君と
そういう風になれないことが?

何がこんなにつらいの?
自問しても自答出来ない。



一時間毎にバスはあるけど
あまり遅くなってもな…


私は時間を確認する為
携帯をポケットから出した。

この店、見える所に時計がない。


「あ」

着信が…
ヤマチャンとミッチ
それにリョウ君からも

全然気付かなかった

メールも来てる


『気付いたら連絡ちょうだい(>o<)!』

『今って優司先輩と一緒?』

『優司先輩にはもう会うな』



優司君にもう会うなって…
リョウ君、どういうこと??

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