「再会」と呼べる「出会い」
第9章 温もりバス
「じゃあ…
友達になってくれない?」
はい…?
突然 なにっ?
「いいでしょ?
そこから仲良くなってくのも
アリだと思うんだ」
「友達?」
「そう」
…
友達、か。
隠土先生とあのお店のマスターに
次朗君の事をよろしく
って言われたけど
…だよね、要は
友達になって欲しいって
事だったんだよね。
私変に意識しちゃってたんだ。
そうだよ、
友達にならなれるじゃない。
「うん、いいよ」
「良かった。
断られたら俺、多分泣いてた」
「ハハ 大げさだよ
よろしくね、次朗君」
「ミカ 先輩も」
目が合った。
ド キ
ともだち
「次は文上、文上。
お降りの方はお近くのブザーを…」
「ミカ先輩!俺、押していい?」
「え うん…」
はしゃいじゃって、
なんか子供みたい
…可愛いところもあるんだ
ブザーは丁度私の頭上にあり、
それを押す次朗君は
自然と私に覆い被さる形になった。
いっそう近くなる次朗君の匂いに
心臓が跳ねる
…ぁ
「?
ミカ先輩?」
ボタンを押し、
自分の位置に戻った次朗君が
俯く私の顔をのぞき込もうとする。
…ダメ
だめだめだめっ!!
今見ちゃだめっ!!
「顔、真っ赤…大丈夫?」
両手で覆ったものの、
蒸気して赤面した顔はバレバレだった。
「だっ大丈夫っ!!」
友達宣言したばかりなのに
これじゃ…
っていうか私…
優司君がいるのにっ
他の男の子にドキドキするって
これも 浮気っていうのかな
友達になってくれない?」
はい…?
突然 なにっ?
「いいでしょ?
そこから仲良くなってくのも
アリだと思うんだ」
「友達?」
「そう」
…
友達、か。
隠土先生とあのお店のマスターに
次朗君の事をよろしく
って言われたけど
…だよね、要は
友達になって欲しいって
事だったんだよね。
私変に意識しちゃってたんだ。
そうだよ、
友達にならなれるじゃない。
「うん、いいよ」
「良かった。
断られたら俺、多分泣いてた」
「ハハ 大げさだよ
よろしくね、次朗君」
「ミカ 先輩も」
目が合った。
ド キ
ともだち
「次は文上、文上。
お降りの方はお近くのブザーを…」
「ミカ先輩!俺、押していい?」
「え うん…」
はしゃいじゃって、
なんか子供みたい
…可愛いところもあるんだ
ブザーは丁度私の頭上にあり、
それを押す次朗君は
自然と私に覆い被さる形になった。
いっそう近くなる次朗君の匂いに
心臓が跳ねる
…ぁ
「?
ミカ先輩?」
ボタンを押し、
自分の位置に戻った次朗君が
俯く私の顔をのぞき込もうとする。
…ダメ
だめだめだめっ!!
今見ちゃだめっ!!
「顔、真っ赤…大丈夫?」
両手で覆ったものの、
蒸気して赤面した顔はバレバレだった。
「だっ大丈夫っ!!」
友達宣言したばかりなのに
これじゃ…
っていうか私…
優司君がいるのにっ
他の男の子にドキドキするって
これも 浮気っていうのかな