「再会」と呼べる「出会い」
第1章 苦過ぎた初体験
「仕事の発注に来た人だよ」
【じろうさん】の正体が
明らかになった。
「あの人、すごく気さくでさ
回数会わなくもあんな感じで
冗談ばっかり言ってるんだ」
翌日、昨日頂いた野菜のお礼に
筍の煮物を持って行きつつ、
早速リョウ君に聞いてみたら
答えはお母さんが予想した通りだった。
…なんだ、そっか…
期待していた答えじゃなかった
ん?
っていうか私、何を期待してたのっ?!
「ま、お前には関係ない人だ。
だからそんなに気にすんなよ」
なんか …カチン
「そーよね、お仕事の人だもん
関係ないよね!」
「あぁ…」
リョウ君の表情か
少しだけ曇った気がした。
「確かに、私には関係ないけど…
大変なの? その仕事」
「まぁ、そうだな。
けど大丈夫、仲間がいるから」
そう言ってリョウ君は微笑んだ。
なんだか自分で自分を
元気付けてるみたい。
そんな印象を受けてしまう。
「じゃあね、キャベツ、
そのまま食べたけど
甘くておいしかった!」
「だろ?
ロールキャベツとか、
煮込んでもうまいぞ」
「いいねぇ!
今度やってみるよ」
【じろうさん】の正体に
腑に落ちない所があるが、
そう思う自分の方が
どこかおかしい気がして
…優司くんと付き合ってるのに
他の男性の事が気になるとか
駄目だよね
忘れよ
…
私はリョウ君の家を出た。
【じろうさん】の正体が
明らかになった。
「あの人、すごく気さくでさ
回数会わなくもあんな感じで
冗談ばっかり言ってるんだ」
翌日、昨日頂いた野菜のお礼に
筍の煮物を持って行きつつ、
早速リョウ君に聞いてみたら
答えはお母さんが予想した通りだった。
…なんだ、そっか…
期待していた答えじゃなかった
ん?
っていうか私、何を期待してたのっ?!
「ま、お前には関係ない人だ。
だからそんなに気にすんなよ」
なんか …カチン
「そーよね、お仕事の人だもん
関係ないよね!」
「あぁ…」
リョウ君の表情か
少しだけ曇った気がした。
「確かに、私には関係ないけど…
大変なの? その仕事」
「まぁ、そうだな。
けど大丈夫、仲間がいるから」
そう言ってリョウ君は微笑んだ。
なんだか自分で自分を
元気付けてるみたい。
そんな印象を受けてしまう。
「じゃあね、キャベツ、
そのまま食べたけど
甘くておいしかった!」
「だろ?
ロールキャベツとか、
煮込んでもうまいぞ」
「いいねぇ!
今度やってみるよ」
【じろうさん】の正体に
腑に落ちない所があるが、
そう思う自分の方が
どこかおかしい気がして
…優司くんと付き合ってるのに
他の男性の事が気になるとか
駄目だよね
忘れよ
…
私はリョウ君の家を出た。