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「再会」と呼べる「出会い」

第11章 お仕置きとケツ叩き

恐れていた事は 突然起こった。




「…りょうちゃん?」


次朗さんが振り向くことなく、
駆け寄る俺に気付いた。



遅かったか?

ボロボロの木瀬が足下に倒れている。
乱れた呼吸の音が、
まだ命があることを教える。


漆黒のオーラを纏う
次朗さんのその姿に
背筋が凍るのを感じた。


「だめです!!
 やめてくださいっ!!!」



俺は久々に全力を出した。
全力でなければこの人を止められない。

「…こいつ
 確かサッカーしてたよね?」



這うように後ずさりする木瀬を
静かに追おうとする。
俺はそれを後ろから抑えつける。

次朗さんは細身だが、
その力は強い。

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