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「再会」と呼べる「出会い」

第11章 お仕置きとケツ叩き

「次朗さんっ!!
 やめてください!!
 気持ちは俺にも分かりますけど
 これは駄目です!

 貴方には…他にやらなければ
 ならない事があるんですよ!!
 こんなところでタブーを犯すなんて
 絶対駄目です!!」


人間を殺す事
それは俺達、力を持つ者の最大の禁忌


もう、必死だった。




「…分かったよ
 りょうちゃん」



次朗さんの力が緩んだ


「はぁ…っ …はぁ ぐ」

「木瀬大丈夫か?」


木瀬の顔も服も
土と血で汚れていた。

立てない位痛めつけられたらしい。
けどま 
命があるだけマシだな。


「…んだよ てめぇ… 
 こんな事して…タダで済むと…っ
 ぅ!!」


次朗さんの手が
木瀬の髪の毛をむしり取るように
掴んで顔を上げさせた。

ここは …止めなくていいか


「佐伯ミカに今度手を出したら
 その自慢の両足 貰うからね」

「…?!!! …」


俺からは後ろ向きで見えなかったが、
木瀬が何を見たのか
その表情から大体の想像はつく。


可哀相に…

地面にシミまで作って。
漏らすのはいつ以来だ?


自業自得  

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