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「再会」と呼べる「出会い」

第11章 お仕置きとケツ叩き

「木瀬に重傷を負わせた真意は?
 井崎優司のヤバい噂を聞いて
 直ぐに佐伯の所に行っただろ?

 お前だって佐伯の事、
 本当はすごく気になっているんだろ?

 …あれだな。
 やってる事は昔と変わらないんだな。
 
 また、あの子を泣かせるのか?」


百年前 ミズカを泣かせたように。



「兄さん、あの時と状況は違うでしょ?
 俺は100年以上生きてるし
 孫だっているし…
 年の差どんだけあるんだよ」

「最近芸能人で多いですよ、年の差婚。

 いいじゃないですか
 あなたの場合、
 介護の心配も当分ないし。」

松井先生が次朗を睨み付ける。

「結婚って…
 飛躍し過ぎだよたろちゃん。
 未だチェリーの君に
 言われたくないね。」


と次朗が嘲笑した。




…ごめん、松井先生。

なんかこいつのことで
相当苦労かけさせた気がする…。


「松井先生、すみません」


俺は申し訳なくなって
思わず隣に座る彼に頭を下げた。

「いえ…慣れてますから。」

慣れる程…

うわ 本当に申し訳ない。

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