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「再会」と呼べる「出会い」

第11章 お仕置きとケツ叩き

「…いーんじゃないの?
 
 そこまでしてってことは、
 その 井崎優司
 案外本気なんじゃない?
 彼女には滅多な事、しないかもよ。」


次朗、お前それ 本心か?


「次朗さんっ…!
 本気で言ってるんスか?!」

香田がテーブル越しに
次朗に詰め寄る。


「次朗さんって
 たまぁに天の邪鬼だから。
 …本当はあの子が
 心配で仕方ないんだよね?」


マスターが穏やかな表情で間に入った。
テーブルに置かれた皿には
焼き菓子がのっている。


「…」

次朗はそれを一つ、指で摘まんだ。



「頸部裂傷
 喉に、軽く締められた跡」



…ポロリ





焼き菓子が指から落ちた。

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