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きっと　分かってくれる…



卒業式から一週間後
それは約束の日

一週間のお試しでってことだったから

…はぁ

なんだろ、気が重い。


今日は離任式
学校を去られる先生方とお別れする日。
この日は卒業生も来る。
勿論　優司くんも…

「おはよ」

「おっ…おはようっ！」

通学路を歩いていると
優司君が隣に来た。
制服のズボンは履いているけど
ネクタイはしてない。
卒業式の日　誰かにあげたまんまだ。

「今日で本当に最後なんだよな
　…
　もっと早く告っとけば良かった
　制服デートしたかったなぁ
　けどま、
　ミカの制服姿は見れるか」

ぎゅ…

握られた手があったかい。

すれ違う人たちがチラチラ見ていく。

「ほら、卒業式のときの…」
「あぁ！続いてるんだ…」


聞こえてますよー。

…はぁ

「言わせとけばいいじゃん
　気にすんなよ
　まさか　手ぇ繋ぐのも
　駄目とか言わねーよな」

「…え　うん　大丈夫」