テキストサイズ

「再会」と呼べる「出会い」

第14章 最強の彼女

いやいやいやいやいや…!!!




頭の中で
感情と思考が葛藤する。



神鳥を取られたくない

次朗は俺に対しては誠実だ



けど


…けど




…ダンッ!!!




「あー…クソ!!!」






「お疲れ様です 
 …隠土先生
 やはり相当キてますね
 大丈夫ですか?」

「あぁ …はぁ…」


松井先生が弁当を片手に入って来た。

「しかし
 思ったよりすんなりいきましたね
 俺は神鳥さんが
 断固拒否すると思ってました」


ズキ


「あ …すみません」

「いや そもそも
 俺が不甲斐ないからで…」


何も出来ない自分が悪い。
取られたくないなら
それなりの行動に出ろって事だ。


「失礼します
 お疲れ様です」

「香田君」


香田が神妙な面持ちで入って来た。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ