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「再会」と呼べる「出会い」

第1章 苦過ぎた初体験

優司くんの手が
セーターをまくり上げ
ブラウスのボタンを
ひとつずつはずしていく。

「…って 待って」

「無理」

無理とか言わないで…





   なんで抵抗しないの?


頭の奥から声が聞こえた。



…多分 これは好奇心


好奇心が警戒心や恐怖を
上回ったんだ。




…だから私は
今 されるがままになっている。

さっき暴れたから
両手首をがっちり
掴まれてるせいも確かにあるけど

…優司くんの手は大きい…


「っくすぐったい」

「感じてるんだ 可愛い…
 …胸 やわらけぇ」

優司くんが気持ちよさそうに
顔をうずめてきた…。

「ん…ふ」

呼吸が乱れる。
こんな風に
乳首を舐められるの 初めて…
…こそばゆい…


今すぐ手を
のばして掻き毟りたい…




「やだ…」


「気持ちいいだろ」

え 

これが? どこが?




「そこ あんまり良くない」




自分から放たれた言葉に驚いた。

…私、何言ってるの?

「やめてっ」

「…じゃ こっちは?」

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