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「再会」と呼べる「出会い」

第1章 苦過ぎた初体験

お父さんやお兄ちゃんと
子供の頃
一緒にお風呂に入ってた。

その時見たよ

私には無いもの


けど


これは 今目の前にあるのは

「…あぁ 見んの初めて?」

ゴクリ…

唾を飲み込んだ音が響いた。




「一回やれば
 やみつきになるから
 …ミカも 
 欲しくてたまらなくなるよ」





「…いい」

「今更 何言ってるんだよ」







繰り返すけど
本当に私 馬鹿だったと思う。

あの“声”は
私を助けようとしてくれてたのに



「…キっツ 力抜けよ」

「ぁあ……!!!」







無視した私が悪い










「っ…はぁ !」

「いや!!!
 ゆーじくんっ!!!
 抜いてっ 抜いてっ!!」

「今更だっつってんの」

グッ……!!







コワレルっ!!



「やぁあ!!!」

「るせーんだよっ!!」

「…ぐふっ!」

くるしっ……

優司くんの手が私の首を
喉を抑えた…  



ひどいよ…


意識が落ちそうになる寸前で


… これ 走馬灯?






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