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「再会」と呼べる「出会い」

第18章 冷 え

!! な…  !!



「…ハルシオ」


近いよっ!!


「い 
 今俺は隠土晴一だからっ」

「…」



顔面30センチまで
迫っていた距離が
ぴたりと止まった。


「キス …してくれた」

「あぁ
 ごめんな
 いきなりホント
 申し訳ないと思ってる
 すまなかっ…」





    …ちゅ
















「あのね
 私 
 あなたに言ってないことが」



神鳥の瞳が潤む。







 コンコン 


「隠土先生」






!!!!!!!!


   が ば…



 

俺は勢い良く椅子から
立ち上がった。
神鳥が驚いて後ろに…


「あ ごめ」



  ガ タン  !!







   ガ  ラ



「失礼しま













 失礼しました!!!!」







「あ! いや香田!!」







タイミング最高。
事故ではあるが
テーブルの上に
神鳥を押し倒す形になり、 
その現場を
香田に見られてしまった。



「ごめん 神鳥!」

「…あーあ
 邪魔されちゃった」



神鳥の目がすわる。

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