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好きで、好きで、好きで。

第2章 転入生


「ほら~席つけ~」

担任の声に眠い目をこすりながら操は顔をあげた。

「操、寝不足?」

後ろを振り返ると、斜め後ろから和美が心配そうに目の辺りを指差した。

「目。クマあるよ?」

「んぅ~昨日ちょっと寝てない~」

「何時に寝たの?」

「11時ぃ~..」

操の言葉に和美がポカンと口をあけた。

「11時..で寝不足?普段何時?」

「10時だよ?」

ふぁ~っと欠伸をする操に和美は苦笑いした。


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