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好きで、好きで、好きで。

第2章 転入生

いきなり出てきた名前に首を傾げる小坂に頷き、操は嬉しそうに続けた。

「私の幼なじみなの~!クラス一緒だよ?」

「へ~」

「優くんもあんまり笑わないんだけど、たまにね、フッて笑うんだぁ。で、小坂くんもたまにフッて笑うから似てる!」

「そ、そう?」

知らない男に似てると言われ、なんと答えていいかわからない。

けれど一人でニヤニヤしている操を見て、一つ気づいたことがあった。

「高..操は、その優くんが好きなんだろ。」

「えっ!?」

小坂の言葉に途端に真っ赤になる操。
あまりの素直な反応に小坂が恥ずかしくなった。

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