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好きで、好きで、好きで。

第4章 初めて



「優くん、気持ちよかっ…!?」

「お前…また飲んだのかよっ!」

ニコニコしながら布団から這い出してきた操の腕を引っ張り、優斗は険しい顔で言った。

「い、痛いよ、優くんっ!」

細い腕がキリキリと締められ、操は呻いた。

「あ、ごめんっ!」

優斗が慌てて手を離すと、操が腕を摩りながらムッとする。

「優くんの飲んじゃだめなの?」

「お前なぁ…汚いからやめろっていってるだろ?」

反省の色のない操の様子に優斗はため息をついた。

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