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「離せっ！！」

「！！」

とうとう屋上まで連れて来られてしまった。

「なんなんだよ、お前！！　敦志を殴り飛ばしたかと思ったら、俺をこんな所に連れて来たりして・・・何がしたいんだよ！？」

どうして、俺を楽にしてくれないんだ・・・
もう、武田のことは諦めたいのに。

「どうしてっ・・・！！」

「・・・」

泣きそうになった時、武田に抱きしめられた。

「た・・けだ・・・・なに・・・」

「あいつのこと好きなのか？」

「は？」

あいつって・・・敦志のことか？

「お前があいつを好きだとしても・・・・あいつには、彼女がいるんだぞ？」

「・・・え？」

それって・・・桃華ちゃんのことだよな？　どうして武田が知ってるんだ？

「・・・・あんな奴やめて、俺にしとけよ。」

「なに言・・・っ！？」

・・・は？

「んっ！？」

は！？　なに！？　なんでっ・・・