テキストサイズ

BL~中編・長編集2~

第3章 ~初恋は実らない~

「お前もまだまだ甘いな。 でも安心しろ。 先輩として・・・・俺がみっちりしごいてやるよ。
今までみたいに手加減しないからな。」

「さ、朔夜・・・キャラ変わってるよ。」

もう手加減しなくていいからな。

織田の家には恨みしかないが・・・・産んでもらったことには感謝してる。
だから、敦志を強くすることで恩返ししよう。

「覚悟しとけよ?」

「っ・・・は、はい・・・・」

「!!」

敦志を脅して楽しんでいたら、武田に腕を引かれた。

「? 武田、どうし・・・」

「そいつにばっか構ってんじゃねぇよ。」

不機嫌そうな武田。

武田って・・・・こんなキャラなんだ・・・

「はははっ!!」

「っ・・笑・・・っ!!」

面白い奴。 こんなに楽しいのは、初めてかもしれない。

「バカ。 お前しか見てないって言っただろ?」

「・・・・///」

俺からキスされたことに驚いたのか、武田は顔を真っ赤にしたまま何も言わない。

「う~わ・・・バカップル。」

「敦志・・・・また投げ飛ばされたいのか?」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ