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BL~中編・長編集2~

第11章 ~恋の公式~

「ッ・・・お前、絶対に俺以外の人間に今の表情見せるなよ。」

「・・ぇ?」

スーツを脱がせている手を止め、あいつの瞳を覗きこむ。
怒り、嫉妬、独占欲、そして・・・

「俺以外の男に、欲情した顔見せるなって言ってるんだ。」

ひどく欲情した瞳。

「・・っ・・・・」

たまらない。 背筋がぞくぞくする。
こいつと出会ってから、こんな感覚は初めてだ。

「あっ!!」

「なんだ。 随分興奮しているな? まだ全然触ってないのに、こんなに大きくなってるぞ?」

完全に油断していた俺のモノをギュッと掴み、緩く扱いてくるあいつ。
それだけでビクビクと体を震わせていると、あいつは得意気に笑った。
・・・それを見たら、なんだかひどく悔しくなった。

「っ・・!!」

「お前だって・・・まだ何にもしてないのに、でかくなってるじゃん。」

仕返しとばかりに、既にでかくなっているあいつのモノをゆるゆると扱き、驚いているあいつを無視して、ベルトを緩め、手を突っ込んで直接握りこんだ。

熱・・・こいつの、こんなに・・・・

「・・ッ・・・おいっ・・・」

「んっ・・・」

自分からこいつのモノ舐めるなんて、六年間体重ねてきて初めてかもな。
そもそも、俺からこいつを求めることが、そんなになかったしな。

「ふぅ・・ッ・・・んむっ・・・」

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