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BL~中編・長編集2~

第11章 ~恋の公式~

「ちょうどいいじゃないか。 お前が誰のものなのか、見せつけてやる。」

とか言いながら、どんどんスーツを脱がせていくあいつ。
あっという間に、俺はワイシャツとパンツ一枚の姿に。

「んっ・・・ぁ・・ッ・・・」

あいつは、手で優しく俺を愛撫しながら、首に強く吸い付いてきた。
かと思えば、鎖骨に移動し、また強く吸い付いてくるあいつ。

「お、いっ・・・そんなに・・痕・・・ッ・・付けんなっ・・・」

隠すの大変なんだぞ。

「あいつに付けられたものを消しているだけだ。」

田中が付けたキスマークの上から、更にキスマーク付けてるのか。

っていうか、田中の奴、そんなにキスマーク付けてたのか?
さっきから、めっちゃ付けられてる気が・・・

「どんだけっ・・・付けてんだよ・・ッ・・・・そんなに、付いてなかっただろっ・・」

「あいつにも、お前にもわからせてやる。 お前が一体誰のもので・・・」

やっとキスマークを付けるのを止めたあいつは、俺の顎を掴むと、得意気に微笑んだ。

「誰を想っているのか。」

「んっ・・・」

ほんと、さっきまでの自信のなさはどこに行ったんだよ。

「はぁ・・ッ・・・仁っ・・・・じ、ん・・ッ」

あいつに抱きつき、自分からキスをしながら、あいつの着ているスーツを脱がせていく。

「どうした? 急に積極的になったな。」

「ぁ・・ッ・・・はっ・・やく・・っ・・・」

甘い言葉を囁かれ、中途半端に愛撫されて・・・・もう、我慢できない。

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