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BL~中編・長編集2~
第11章 ~恋の公式~
もうかよ。 体ヤバいんだから、今日くらい勘弁してくれよ。
「西園寺さんにコーヒー持って行っといてくれ。 っていうか、これから、お前がその当番な。」
「は? お前は?」
コーヒーを持って行くのは、俺と瑞城の交代制だろ?
それを、俺だけがやれと?
「俺、いろいろ忙しいんだよ。 将来有望だしな。」
「・・・ははっ!!」
そんなこと、自分では思ってないくせに。
俺のこと気遣って、そう言ってくれてるんだろ?
「わかった。 じゃあ、今から行ってくるわ。」
「あぁ。 戻ってきたら、この書類よろしく。」
ちぇっ・・・ちゃっかり、仕事押し付けてくるのかよ。
ま、瑞城らしいけどさ。
「失礼します。」
コーヒーを持って行くと、あいつは涼しい顔をして仕事をこなしていた。
数十分前まで、体を重ねていたとは思えない態度。
「どうぞ。」
「・・・おい。」
今までのように、コーヒーを置いて立ち去ろうとしたら、あいつに声をかけられた。
「あまり、他の男と親しくするなよ。」
「・・・へ?」
何を言われたのか理解できずに、ポカーンとしていると、あいつは舌打ちをして立ち上がり、俺の顎をくいっと持ち上げ、わざわざ目を合わさせた。
お、おい・・・誰か入ってきたら、どうする気だよ。
「西園寺さんにコーヒー持って行っといてくれ。 っていうか、これから、お前がその当番な。」
「は? お前は?」
コーヒーを持って行くのは、俺と瑞城の交代制だろ?
それを、俺だけがやれと?
「俺、いろいろ忙しいんだよ。 将来有望だしな。」
「・・・ははっ!!」
そんなこと、自分では思ってないくせに。
俺のこと気遣って、そう言ってくれてるんだろ?
「わかった。 じゃあ、今から行ってくるわ。」
「あぁ。 戻ってきたら、この書類よろしく。」
ちぇっ・・・ちゃっかり、仕事押し付けてくるのかよ。
ま、瑞城らしいけどさ。
「失礼します。」
コーヒーを持って行くと、あいつは涼しい顔をして仕事をこなしていた。
数十分前まで、体を重ねていたとは思えない態度。
「どうぞ。」
「・・・おい。」
今までのように、コーヒーを置いて立ち去ろうとしたら、あいつに声をかけられた。
「あまり、他の男と親しくするなよ。」
「・・・へ?」
何を言われたのか理解できずに、ポカーンとしていると、あいつは舌打ちをして立ち上がり、俺の顎をくいっと持ち上げ、わざわざ目を合わさせた。
お、おい・・・誰か入ってきたら、どうする気だよ。
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