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BL~中編・長編集2~

第11章 ~恋の公式~

「・・・よぉ・・」

「ぅおっ!!?」

昼過ぎ。
結局、こんな時間まであいつは放してくれなくて・・・

「びっくりした・・・お前、今までどこにいたんだよ?」

「ちょっと・・・な・・・・」

ここでは言えない。 他の社員もいるし、近くには後輩がいるし。
ここで言ったら、俺の人生破滅。

「で? うまくいったのか?」

「・・・は?」

一瞬、瑞城に何を聞かれているのかわからなかった。

うまくいったのかって・・・

「西園寺さん。 お前が喫煙室に行った後、西園寺さん行っただろ?」

「なんでお前がそのこと・・・」

もしかして・・・・あいつがタイミングよく現れたのは、瑞城が俺の居場所をあいつに教えたからなのか?

「お前・・・あいつに・・・・」

「ま、うまくいったみたいでよかったよ。」

こいつ・・・・俺のために・・・

「この貸しは返してもらうからな。」

「・・・・あぁ。 わかった。」

全く・・・本当に、俺はいい友人を持ったよ。

「じゃ、さっそく。」

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