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BL~中編・長編集2~

第17章 ~一番好きな人~

「んっ……慣れて…きた…ッ…? もう少し激しくしても平気か…っ…?」

「んんっ‼」

そんな僕の様子を見て、先輩の腰の動きがだんだんと速くなっていく。
それに比例するように、体を突き抜ける快感も増していく。

「…ぅあ…ッ…はっ…んん…ッ…ああっ‼」

「っ……ヤバいッ…‼」

先輩も余裕のない表情をしていて……限界が近いことが、動きからも表情からもわかる。

「ひぁっ‼!? やっ……そ、こは…ッ…だ…め、ぇ…っ‼」

もう既に限界を訴え始めている僕のモノを先輩に不意打ちで握られ、体が大きく跳ねてしまった。

同時になんて弄られたらっ…も、う…ッ…

「せっ……ぱい…ッ……ぁっ…手…つ、なぎた…ッ…」

「ん…ッ……いいよっ…」

少しでも先輩とくっついていたくて。
そうお願いすれば、先輩は僕のモノを触っていない方の手を繋いでくれた。

「んんっ…は、あ…ッ…キ……キス…もっ……」

「いいよ…ッ……口、開けてっ……」

「んぅ…っ…」

指示通り口を開けると同時に、先輩の舌が口の中に入ってきた。
僕の中も、口の中もぐちゃぐちゃかき回され、何が何だかわからない感覚に陥ってしまいそうになる。

「もぉ…ッ…ぁっ……だめっ……」

「はっ……お、れも…ッ…」

「んむ…は、ぁ…っ…ンッ…‼」

もう、お互い限界がすぐそこまで来ていて。
我慢なんてできるわけなかった。

「せ、んぱっ……好き…ッ…んんっ…」

「っ…クソッ…‼ 可愛すぎだろっ…」

「んんぅ…っ…ふぁ……ッ…はっ…」

手を繋いで、キスをして……全部繋がったまま、二人同時に限界を迎えた。

「ああっ‼」

「くっ………」

意識が飛ぶんじゃないかってくらいの解放感を感じながら、中に注がれる先輩の熱いものに幸福感を覚えた。

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