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BL~中編・長編集2~

第1章 ~天使がくれた奇跡~

「・・・・え?」

えっと・・・今の状況を説明するね。

今は授業中で・・・あ、まぁ・・・・いわゆるサボってるわけだけど・・・

屋上で、さっきの天使(?)君とお話し中。

「僕は、神様のご命令でここにいるんだ。」

神様の命令?

じゃあ、つまり・・・・

「君は・・・本当に天使・・・・なの?」

「そう。」

僕・・・・夢でも見てるのかな?

「これは夢じゃないよ。 ちゃんとした現実。」

目の前で屋上のフェンスに座っている男の子は、表情がない。

この年代の男の子なら、楽しそうに笑っているだろうに・・・

「じゃあ・・・なにをしにこの世界に・・・」

「神崎駿を迎えに。」

え・・・・?

駿を迎えに・・・って・・・・

「どういう・・・こと・・?」

「そのままの意味だよ。 僕は、神様のご命令で彼を迎えに来た。」

天使が迎えに来るってことは、つまり・・・・

「彼はもうすぐ死ぬよ。 僕は、彼の魂を天に導くためにここにいる。」

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