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闇の王と光の騎士

第5章 破滅のはじまり

~東の都・歓楽街~


コンサートが盛り上がっている頃、歓楽街では別の物語が始まっていた。

東の都は王国統治下ではあるが、他の都とは違う自由な空気がある。

特にこの歓楽街は王立軍も革命軍も互いに素知らぬ振りをして遊んでいた。

この地に険しい表情でやって来たのは夏野ソラ率いる亡国の革命軍だった。

「腐っている……この場所は国の中でももっとも腐った土地だ……」

ソラは顔をしかめて周囲を見渡す。

「それも王立軍の兵士の多いこと……このようなもの達にこの国の平和は守れないっ!!」

激昂したソラは王立軍兵の一人に近寄る。

「貴様ら王立軍は私が皆殺しにする!!」

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