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闇の王と光の騎士

第7章 地獄の門、開く

「うわっ!? なにこれっ!!」

一触即発の空気を掻き消すような緊迫感のない声が響く。

一同が声のした方を見る。

「堕天使に狼男に王立軍の兵士に不気味な少女!! 敵のいなそうなとこ探したのになんでこんなに一杯いるのよっ!!」

口をわなわなと震わせているその少女は浦上澪。
へっぽこ革命軍の頭領だ。

「こ、こうなっては仕方ないっ!! みんな、やるよっ!!」

澪は背中に手を回し、日本刀を抜きながら振り返る。

しかし澪が確認したときにはへっぽこ革命軍はかなり遠くまで逃げ出していた。

「ちょっ……あんたら最低すぎ!! 待ってよっ!!」

抜きかけた日本刀をしまうと澪も全力で仲間を追って逃げていく。



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