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闇の王と光の騎士

第7章 地獄の門、開く

「ご、ごめんなさいっ!!」

一目散にゆきめは窓の外へと飛び出した。

「待ちなさいっ!!」

紫響はすぐさまそのあとを追う。

紫響に年齢のことをからかって無事であったものはいない。

ゆきめは死ぬ気で全力疾走して逃げていた。

「おーい……縄、ほどいてくれよ……」

室内にはハムのように縄で縛り付けられたジュゼッペだけが残された。

この後ジュゼッペの妻と娘が帰宅し、歪みきった性癖が露見して壮絶な家族会議が開かれることになるが、このストーリーには関係がないため割愛させて頂く。

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