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闇の王と光の騎士

第9章 暴君王のスピーチ

古城で月夜野に逃げられたミーカは中央都市にやって来ていた。

マギトを殺すくらいなのだから相当腕がたつ。
それであれば軍の幹部に違いない。
軍の幹部なら今日、すまいるの警護にあたるはずだ。

これがミーカの立てた予測であった。

しかし聞き込みを行っても誰一人として月夜野を知るものはいなかった。

(あいつはすまいる王直属の暗部に違いない)

ミーカはそう確信していた。

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