
闇の王と光の騎士
第9章 暴君王のスピーチ
~第一ターン 中央卸売市場~
「凄い賑わいだなぁ」
気の抜けた声で感嘆のため息をついた遥風は中央卸売市場の目抜通りを歩いていた。
普段は用心棒の任務で滅多に中央都市を訪れない彼はすっかり観光気分である。
今日は任務のために中央都市にやって来たわけではない。
個人的にすまいる王のスピーチを聞くためにやって来ていた。
「まあ国が荒れれば僕の仕事も増えるからいいっちゃいいんだけどなぁ……」
用心棒ならではのそんな変わった意見の持ち主の遥風から見ても今の王国は乱れすぎていた。
「凄い賑わいだなぁ」
気の抜けた声で感嘆のため息をついた遥風は中央卸売市場の目抜通りを歩いていた。
普段は用心棒の任務で滅多に中央都市を訪れない彼はすっかり観光気分である。
今日は任務のために中央都市にやって来たわけではない。
個人的にすまいる王のスピーチを聞くためにやって来ていた。
「まあ国が荒れれば僕の仕事も増えるからいいっちゃいいんだけどなぁ……」
用心棒ならではのそんな変わった意見の持ち主の遥風から見ても今の王国は乱れすぎていた。
