
闇の王と光の騎士
第9章 暴君王のスピーチ
その発言やはしゃぎっぷりに周りの人たちも唖然としていた。
酒場ならいざ知らず昼間の往来でこれだけはしゃげば騒ぎにならないわけがなかった。
「あなたたち、山賊ね?」
みぃみぃの前にひとりの影が立ちはだかる。
「おっ!? よくわかったな!! 俺は山賊、みぃみぃだ!! 悪い奴からしか盗らない正義の山賊だ!!」
「そう……なら捕まえるわ……」
「お前は誰だ? 俺が名乗ったんだ。そっちも名乗るのが礼儀だろ?」
みぃみぃはずいっと指差す。
「私は……ブラッディ・マリア……王国の警備をする……殺し屋よ」
まあやは構えながら名乗る。
「殺し屋? シスターじゃなくて?」
非情に徹するシスターと義賊を名乗る山賊が激突する----
酒場ならいざ知らず昼間の往来でこれだけはしゃげば騒ぎにならないわけがなかった。
「あなたたち、山賊ね?」
みぃみぃの前にひとりの影が立ちはだかる。
「おっ!? よくわかったな!! 俺は山賊、みぃみぃだ!! 悪い奴からしか盗らない正義の山賊だ!!」
「そう……なら捕まえるわ……」
「お前は誰だ? 俺が名乗ったんだ。そっちも名乗るのが礼儀だろ?」
みぃみぃはずいっと指差す。
「私は……ブラッディ・マリア……王国の警備をする……殺し屋よ」
まあやは構えながら名乗る。
「殺し屋? シスターじゃなくて?」
非情に徹するシスターと義賊を名乗る山賊が激突する----
