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闇の王と光の騎士

第9章 暴君王のスピーチ

「邪魔立てするなら君も賊の仲間と見なすぞ?」

月影は気が立っていた。

彼はTOMとの友情がはかなく壊れ、自らの目指すところを見失いかけていた。
とにかく正義を成す。
それしか今の彼に拠り所はない。

「いきなり斬りつけるとかあんまりです!! この人たちだって悪い人たちじゃいんですっ!!」

自分で貶しておいて自分でフォローする。
もはやなにがなんだかわからない事態に陥っていた。

正義感の強い二人の対決が始まる。

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