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闇の王と光の騎士

第1章 プロローグ

師団が強力な結界を張ると魔族はその結界内には入ることが出来なかった。

その為、師団に護られた王国は積極的に魔族を狩ることはせず、革命軍と賊と魔族が相討ちになるのを高みの見物していたのであった。


互いに争い、疲弊したところで潰す。

それがすまいる国王の狙いであった。



「どうしますか、将軍……」

王立軍トップの将軍が王座の間を出ると部下のももは将軍が飛んでくる。


「……すまいる国王は待機と命じた。待機だ」

「しかしっ!!」

「国王は絶対だ。待機せよ」

将軍の血の滲むような苦しい声にももはは無言で頭を下げ、立ち去っていった。

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