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闇の王と光の騎士

第18章 暗部街の決闘

蹴りによるダメージは甚大ではないものの、多少の焦りは出てしまっていた。

「月下ッ!!」

焦るあまり、早急に勝負を決めにいってしまう。

「阿修羅千撃ッ!!」

術の印を切るより早く、まあやの掌打が月影を襲った。

「くっ……」

急所の数々に容赦なく掌が撃ち込まれる。

数々の敵を沈めてきたまあやの決め手に月影もよろけ、膝をつく。

「がはっ!!」

吐血する月影にもまあやの慈悲はない。

苦しむ勇者にとどめを刺す為に歩み寄る。


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