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闇の王と光の騎士

第20章 闇の王

その確執がこの戦いに濃縮されていた。

ももは将軍は斧を振り上げてまあやに降り下ろす。

「遅いっ!!」

素早く避けた彼女は杖を引き、一気に突く。

「甘いわッ!!」

ももはも負けじと斧を切り返し、杖の一撃を弾く。

「ッ!!」

よろけたところにももはの斧が迫る。

「せいっ!!」

それをギリギリまで見極め、避けた。

剣、魔術、体術、全てでまあやはももはに及ばなかった。

まともに正面から撃ち合っても勝ち目はないことを悟る。

これまでの経験値の差がこの戦いに出てしまっていた。

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