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闇の王と光の騎士

第20章 闇の王

(正攻法が通じないのであればッ……)

まあやは近くの棚を蹴り、振動で物を落とす。

「なにっ!?」

思わずももはが落下物に反応する。

「イリュージョン!!」

まあやは体を弓なりにしならせ、幻術を放つ。

「小賢しいッ!!」

歴戦の将軍は奇襲にも動じない。

ももはは瞬時に火炎魔術を放って応酬する。

「くぁあっ!!」

火炎はまあやの幻術を焼き消し、そのローブを焦がす。

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