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闇の王と光の騎士

第20章 闇の王

「貴方だけは絶対に許さないっ!!」

ももはとの戦いを無視し、まあやが掌底をすまいる王を顔面に放つ。

「ばはっ!!」

強打された王の口から歯が飛ぶ。

ももはは止めずにそれを見ていた。
まあやの持つ怒りは国民の全てが持っているものだ。

「こんな男に尊厳なんていらない……違う?」

まあやはももはを睨んで叫ぶ。

「すまいる王を裁判にかけ、断罪すると言うことは国の統一を否定することに繋がりかねない……」

ももはは諭すように告げる。

「ひとつの国となって、争いのない世界にするためには分裂は許されない……すまいる王が成し遂げた統一という功績までなきものには出来ないんだ!!」

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