闇の王と光の騎士
第20章 闇の王
「下らない!! すまいるが極刑に処されても分裂など起きない!!」
「いや……分裂する恐れも大いにあり得る。ここで王が殺されればらふぃん王子率いるクーデターが勝ったということになる。らふぃん王子を中心とした王国の再建が出来るだろう……けどすまいる王が捕まり、極刑に処されたらどうなる? らふぃん王子は裁判で裁かれた極悪犯罪者の息子になってしまう。そんなものが治める国なんか認めると思うか?」
ももはの顔は強い意思で強ばっていた。
将軍の言葉を聞いたすまいるも神妙な面持ちに変わる。
「貴方とはわかり合えない!! どうしても!!」
しかしまあやの心には響かなかった。
「お前は裁判で自らがすまいる王によって哀れな殺戮人形にされた事実を証明したいだけなんじゃないのか?」
この言葉で遂にまあやは冷静さをなくした。
「ふざけないで!! そんな下衆の勘繰りを……よくもっ!!」
「いや……分裂する恐れも大いにあり得る。ここで王が殺されればらふぃん王子率いるクーデターが勝ったということになる。らふぃん王子を中心とした王国の再建が出来るだろう……けどすまいる王が捕まり、極刑に処されたらどうなる? らふぃん王子は裁判で裁かれた極悪犯罪者の息子になってしまう。そんなものが治める国なんか認めると思うか?」
ももはの顔は強い意思で強ばっていた。
将軍の言葉を聞いたすまいるも神妙な面持ちに変わる。
「貴方とはわかり合えない!! どうしても!!」
しかしまあやの心には響かなかった。
「お前は裁判で自らがすまいる王によって哀れな殺戮人形にされた事実を証明したいだけなんじゃないのか?」
この言葉で遂にまあやは冷静さをなくした。
「ふざけないで!! そんな下衆の勘繰りを……よくもっ!!」