闇の王と光の騎士
第21章 ~エピローグ 光の騎士~
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「何だか貴様らの取り分が多いような気がするのは俺の気のせいか?」
魔王の玉座に脚を組んで座り、肘をついているのは櫻啼棟架、新魔王である。
その隣には参謀の堕天使ゆずが控えている。
今の議題は『人類と魔族の共存、その生活領域の基本的区分』であった。
「人類と魔族の個体比率から考えれば充分な割合とさせてもらっている」
地図のラインをなぞりながら月影が説明する。
「そうだぜ、棟架。あんまり拗らせるなよ。ちゃんと計算して出した面積なんだし、基本的区分なんだから別に絶対にそこに住まなきゃいけねぇってわけでもねぇし」
TOMが盟友月影を援護する。
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「何だか貴様らの取り分が多いような気がするのは俺の気のせいか?」
魔王の玉座に脚を組んで座り、肘をついているのは櫻啼棟架、新魔王である。
その隣には参謀の堕天使ゆずが控えている。
今の議題は『人類と魔族の共存、その生活領域の基本的区分』であった。
「人類と魔族の個体比率から考えれば充分な割合とさせてもらっている」
地図のラインをなぞりながら月影が説明する。
「そうだぜ、棟架。あんまり拗らせるなよ。ちゃんと計算して出した面積なんだし、基本的区分なんだから別に絶対にそこに住まなきゃいけねぇってわけでもねぇし」
TOMが盟友月影を援護する。