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闇の王と光の騎士

第21章 ~エピローグ 光の騎士~

「貴方はどっちの味方なわけ?」

冷ややかにゆずが突っ込む。

「別にどっちの味方とかそう言うのはねぇよ。人類と魔族。両方が暮らしていけりゃ俺はそれでいいんだから」

蘇った命。
それを人類と魔族の共存のために費やす覚悟を二人は持っていた。

月影とTOMは静かに見詰め合って笑った。

「そうだ。TOMの言う通り、譲り合って生きていくべきだな」

TOMに同調したのは元革命軍アマテラスのリーダー、マギトであった。
人狼である彼はいち早く人間との共存を実践してきた人物である。

その膝には殺戮マシン幼女ミーカが座っている。

不気味に微笑みを浮かべ、周りの大人たちを観察するように視線を泳がせていた。

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