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そして二人はももはの前に立った。

「おめでとう……ドレスがよく似合ってるな、まあや」

小さく手を叩きながらももはが笑う。

「ありがとう……」

二人の間にもう確執はなかった。

宣言した通り、ももははこの世界を救った。

自分ではここまで出来なかったであろうと、まあやははじめて自分の敗けを認めていた。

「馬子にも衣装ってやつだな!!」

みぃみぃがにっと歯を見せて笑うと背後から霧里がその頭を叩いた。

「いてっ!?」

「あなた……ちゃんとまあやを幸せにしなさいよ？　もし泣かせるようなことがあったら……分かってるわね？」

「わ、分かってるって!!　てかお前、マジ怖いから勘弁しろよ!!」