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闇の王と光の騎士

第21章 ~エピローグ 光の騎士~

二人のやり取りをまあやは微笑みながら眺めていた。

「こ、この人は……私の……姉みたいなもんなんだから……」

「朱蘭ちゃん……」

その言葉にまあやは瞳を滲ませてしまう。

「あーもう!! 化粧落ちるから泣かないの!!」

「……うん。ありがと」

二人の間にはアカデミーでの地獄の日々を耐え抜いた特別なものが流れていた。

血よりも強い絆を感じてみぃみぃも胸を熱くさせていた。

「朱ねぇちゃん!! お久しぶりです!!」

そこに突然らふぃん王が割り込む。

「ちょ!? その呼び方やめてって!!」

霧里が顔を赤らめて手をバタバタさせる。

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