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闇の王と光の騎士

第5章 破滅のはじまり

~南の都~

南の都は大きな港を持つ貿易都市だ。

魔族の襲撃も革命軍の襲撃も受けていない王国統治下の巨大都市であった。

強い結界が張られ、都市の入り口はもちろん、市内の至るところに兵が配置されている。

すまいる王もこの土地は中央都市に次いで重要視していた。

「さすがに固い警備をしてるのね……」

まるで観光でもしてるかのように、その繁栄する街をゆずが歩いていた。

強い結界が張られてあろうが、ゆずの人体化の性能が高いためになんなく街に忍び込めた。

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