溺れる電車
第11章 番外編 溺れる亮くんの恋
「なんなんだよっ、地味なお前に言われたくないんだよ!」
「なによ…、不潔な鼻ピアスに言われたくない!牛みたいで笑いものだわ。かっこいいとでも思ってるんでしょ?」
俺は、コイツを殴ろと思った。
そして、右手を振り上げたとき、体育の先生がきて、俺を羽交い絞めにした。
「地味な負け組がナメんな!!」
俺は叫ぶ。
だけど、教室から出されれてしまう。
「おい、やめろっ!!!」
叫ぶが、先生は離すことはしない。
軽蔑しているような目で、あいつは見てた。
―――マジうぜぇ。
殺す。