溺れる電車
第5章 愛おしいなんて。
疲れていたから、すぐに眠りについた。
起きると、もう朝の8時だった。
良く寝た。
大きなのびをすると、隣にはまだ優人が寝ていた。
可愛い寝顔――――…
優人は、整った顔だ。
なぜか、かわいいと思ってしまった。
今日はデート。
また、罪作りをしているようだけど、
私はどうにでもなれ。と思っていた。
だって、亮くんとはもうよりなんか戻せない。
学校には噂が広まっているだろう。
ならば、もう一生。
投げ捨てちゃっていいんじゃない。
って、私の中でなにかが切れて、
デートにわくわくさせている私がいた。