愛する人
第2章 始まり
しかし仕事出来そうて、言われても……
大学生の時に簡単なアルバイトをしたぐらいで大したことはしていない。
でも何だか嬉しかったので、
「そんなこと無いですよ、私あまり働いたことないので、何だか緊張してしまって……眠れなくて、こんな朝早く来てはカフェで時間を潰してたんです。」
「謙虚な方ですね、でも貴女は出来ますよ!」
「そうですかね……」
何だか初対面なのに凄い評価されているなと思った。
「私なんて何やっても駄目ですぐに皆にドンクサイと言われるんです。だから今回、この仕事採用されたのも奇跡だと思います。」
「そんなことないですよ。」
私が笑顔で否定をすると彼女はいきなり顔を真っ赤にしては 大きな声で、
「そんなことあるんです!」
周囲の人に注目されてしまった。
何だか怒らせてしまったと思い、
「すみません……」
つい謝ってしまった。