*もしも〜…*シリーズ
第1章 天地シリーズ アル&アレン
アレンは切なく微笑みアルを見つめた
そして目を伏せる‥
「‥‥クスっ‥
やはりいけませんね‥
上司に歯向かうことは私の意に反します…」
アレンは悲し気に笑うとアルにキスをした‥
柔らかく押し当てた唇をゆっくりと離しアルをそっと抱きしめる‥
「今、言ったことは私の寝言だと‥
笑って聞き流して下さいね」
言葉とはうらはらにアレンはアルを強く抱きしめる‥
包み込むように回した腕に強く強く‥アレンは力を込めた
まるで‥
『決して、
──忘れないで下さい。』
そう訴えるかのように……
―――《END》―――