テキストサイズ

♡*:。.rena's world story.。:*♡

第14章 ★叶わない願い

ヒメは突然立ち上がり、私を抱きかかえると


そのまま寝室に行き、ベッドの上に乱暴に落とされた。




「俺は毎日でも抱いてやるって言ってんのに。
お前が拒否し続けるから、呼ぶのを諦めてただけだ」

「………っ///
だってヒメとすると、次の日体がもたなくて……」

「そんなんでどーすんだよ」




仰向けになった私に覆いかぶさって


おでこだけ付けたド至近距離で、ヒメが囁く。




「お前がすぐイって寝ちまうから、俺としては全然満足してないわけ」

「…………っ」

「いつになったら、欲望全て吸い取ってくれんの。
そろそろ慣れろよ」




噛みつくように、ヒメに唇を吸われて


舌を絡ませると、火照りが全身に伝わっていく。


濃厚なキスですっかり体の力が抜けると


ヒメは体を隣りに倒して……横になったまま、私をぎゅっと抱きしめた。




「……ヒメ……?」


「………少し、待て」


「え……?」


「5分だけ、このままにさせて」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ