♡*:。.rena's world story.。:*♡
第3章 ♥忠告
~~~~~!?///
「へ? あ、あの……」
「じゃあな、気を付けて行けよ」
立花はパッと手を離すと、そのまま先に横断歩道を渡って行ってしまった。
立花の言葉と、力強く掴まれた腕の熱さによって
私はその場でフリーズしたまま動けず
結局また赤信号に変わる。
「あ、あの男は何を言って………///」
爆弾を落とされた気分。
ごめんなさい、香ちゃん。
貴方のご主人の言葉に、一瞬でもドキっとした私を許してください……
“ 隼人が大事にしている女だから
俺にとっても同じなんだ ”
「……………」
以前の立花だったら、そんなセリフをさらっと言ったりなんてしなかった。
愛の言葉をストレートに言う友人
全身で好きって表現する可愛い奥様
感化されるのは、無理もないかも。
「……って本当に遅刻しちゃう」
立花の言葉の余韻が残ったまま
私は青信号になると同時に、ダッシュで走り出した。