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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第17章 ★2人の絆

「………蓮くん。
高校生の時も、同じようなことがあったね」

「ん? 同じようなこと?」




10年前、星空の下で

1人で野原の端にいる私を見つけて、一緒に星を見ようと言ってくれた。




「流星群を観察する課外授業の日。

蓮くんが私の所に来てくれたのは、ヒメが仕組んだことだったんだよ」


「……流星群?」


「あの時、蓮くんターコイズのネックレスしてた」




私がそう言って笑うと、蓮くんも思い出したように苦笑いを浮かべる。


あの頃は、まだまだお互い知らないことばかりだったよね。




「……そういや、そんなことあったな。
俺もあの時はまだ “ 香月 ” って名字で呼んでたし」

「うん。
確か、その日に水泳を教えてくれるってことになって……」

「あぁ、そうだ。
美和、あの夏に10m以上泳げるようになったんだよね」




青春時代の記憶が、鮮明に蘇ってきて


蓮くんと私は、お互いを見つめて微笑んだ。



いっぱい泣いたけど、かけがえのない大切な思い出。



宝物のような日々を過ごせたのは


蓮くんとヒメに出逢えたからだ。

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