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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第3章 ♥忠告

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あの日、シゲさんのBARでも皆に説明したけど

その前日、隼人は撮影で泊まりだったので

私はアンジーと2人で、事務所近くのお店で飲んでいた。

アンジーの知り合いのマスターと談笑しながら、カウンターに並んでいたときに




『……あれ?もしかして咲原?』




一瞬、誰だっけ……って思ったけど。

その面影は小学校時代から変わらなかったから、記憶を辿ってなんとか思い出した。




『……直樹君!』

『偶然だな。成人式以来じゃないか?』




メガネをクイっとあげた仕草で、はっきりと思い出が蘇ってくる。

直樹君とは家も近かったから、一緒に帰ったりしたんだっけ。


でも、こうして会うのはかなり久しぶり。

私の事覚えててくれたんだ。




直樹君は地元の市役所に勤めていて

今日はたまたま友人の集まりに参加するとかで、こっちまで出てきたらしい。



そんな会話をしている途中で




『………由宇。 このお方はどなた?』




隣りに座っていたアンジーが、高い声で聞いてきた。



……この時点で、既に目の色が変わっていたんだ。


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